スパンクリート・ケイカル板合成耐火認定に関するご報告

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平成20年5月23日
取引先各位
日本インシュレーション株式会社

当社がせんい強化セメント板協会連名認定として平成14年5月17日付けにて取得したスパンクリート・ケイカル合成耐火認定について,下記のとおりせんい強化セメント板協会から発表がありましたので報告します。
当社といたしましても,会員企業として対応策の推進に取り組んでまいる所存でございます。
取引先各位におかれましては何卒ご理解のほどお願い申しあげます。

(以下,せんい強化セメント板協会の説明文書 写し)

スパンクリート・ケイカル板合成耐火認定に関するご報告

当協会会員企業が連名認定として平成14年5月17日付にて取得した下記の<スパンクリート壁パネル・繊維混入けい酸カルシウム板合成被覆鉄骨はり及び柱>耐火認定8件に、認定書添付の「認定をした構造方法または建築材料の内容」記載材料スパンクリートのコンクリート「設計基準強度」及び「PCより線荷重」に記載誤りがあることが判明し、国土交通省にご報告していましたが、本日同省より「認定の内容に誤りが含まれていたもの」として公表されました。

はり

1時間耐火認定:

FP060BM-9391

FP060BM-9392

2時間耐火認定:

FP120BM-9398

FP120BM-9399

1時間耐火認定:

FP060CN-9443

FP060CN-9444

2時間耐火認定:

FP120CN-9450

FP120CN-9451

記載誤りに至った原因は、旧認定からの移行(平成14年5月17日)書類を作成する際、材料のスパンクリートの強度、荷重単位を従来の工学単位系(キログラム)から新たにSI単位系(ニュートン)に変更する際の計算誤りによるものと推定しています。

これら認定においては、誤記載により構成材料のスパンクリート壁パネルがJIS規格(JIS A 6511)と異なる材料規格で認定されていますが、スパンクリート製品はメーカー各社がJIS規格に基づいて製造、販売しており、誤った数値の製品の流通はありえず、実際の建築物の耐火性能には影響はないと思われます。

現在、移行前の旧建築基準法で、これら認定と日本スパンクリート協会認定が同一であった経緯を踏まえ、日本スパンクリート協会と認定仕様が同一であることを確認することなどの対応策を進めています。

このたびの件につき、ユーザーの皆様方をはじめとして、関係各位に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。二度とこのような事態の起こらぬよう関係者への徹底を期すと共に、対応策の早急な推進を図る所存でございます。
皆様方のご理解を賜りますようお願い申し上げます。

平成20年5月22日
せんい強化セメント板協会