広報資料 平成26年7月18日
(当社プレスリリース資料より掲載)
日本インシュレーション株式会社(JIC)
すべり支承免震装置向け耐火被覆システム「めんしんたすけ-S」が,
耐火構造認定に係る性能試験に合格。ルートAでの適用が可能になります
- 免震建築物の普及に貢献が期待されます -
日本インシュレーション株式会社ではこの度,すべり支承免震装置向け耐火被覆システム「めんしんたすけ-S」について,耐火構造の認定に係る性能の試験・評価に合格しました。認定取得後は,これまで高度な設計方法でしか使用できなかった「めんしんたすけ-S」が一般的な設計方法(ルートA/仕様規定)で適用できるようになります。
すべり支承免震装置向け耐火被覆システムについては,これまで建築基準法第2条第7号(耐火構造)の規定に基づく認定に係る性能の試験・評価方法が定められていなかったため,ルートC(性能規定に基づく高度な設計方法)によってしか建築物に適用することができませんでした。(注)
しかし,このほど試験・評価方法が定められたことから,当社は,第三者評価機関において,柱・耐火2時間の耐火性能の試験・評価を受けて,これに合格し,耐火構造の認定を国土交通大臣に申請しました。
今般の認定取得によって,ルートA(仕様規定)の設計手法でも,すべり支承免震装置に耐火被覆を適用できるようになり,免震構造物の一層の普及に貢献することができると期待されます。
(注)当社は,既に平成23年からすべり支承免震装置向け耐火被覆システムとして「めんしんたすけ-S」を提供してまいりましたが,これまでのものは高度な設計方法であるルートCで設計される建築物にしか適用することができない商品でした。しかし今般の認定取得により,ルートAで耐火設計される一般の建築物にも適用範囲が大きく広がることになります。
1. 今回申請した認定の概要
被覆対象免震装置 |
弾性すべり支承免震装置,あるいは剛すべり支承免震装置
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耐火パネルのタイプ
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固定式
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免震装置内部ゴムの寸法 (被覆ゴムを除く)
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丸形の場合:外径φ300~φ1600㎜ / 角形の場合:□-300×300㎜~□-1600×1600㎜
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すべり材の寸法 |
丸形の場合:外径φ116~φ1600㎜ / 角形の場合:□-116×116㎜~□-1600×1600㎜
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免震装置の上下構造体の寸法
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すべり支承設置側構造体:700×700㎜~4000×4000㎜
すべり板設置側構造体:1400×1400㎜~4000×4000㎜
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内面ゴム表面と被覆材の距離
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丸形の場合:450㎜以上 / 角形の場合:494㎜以上
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耐火パネル芯材の標準総厚
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100±5mm (けい酸カルシウム)
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表面鋼板厚さ
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0.27mm以上
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2. 耐火被覆システムの構造(概要図)
<お知らせ> 2014年8月
「めしんたすけ-S」は2014年7月23日付で耐火構造(耐火2時間)の大臣認定を取得しました。詳しくはこちら。
以上(添付資料省略)