タイカライト発売40周年のご案内

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(広報資料) 平成20年11月28日
(当社プレスリリース資料より掲載)

報道各位

日本インシュレーション株式会社(JIC)

タイカライト発売40周年のご案内

拝啓,時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて,当社の主力製品であります耐火被覆材「タイカライト」が,この度発売から40周年を迎えることができましたので,謹んでご報告申し上げます。

当社は,1968年11月に社内組織に「タイカライト課」を新設し,耐火被覆材「タイカライト」を発売して以来,平成元年に「K-ブリッド」,平成14年に「ニュータイカライト」を開発し,耐火被覆材の発展に寄与して参りました。

なかでも「ニュータイカライト」は耐火1時間15㎜と薄物化・低コスト化を図り,鉄骨造建築着工(床面積ベース)が横這いで推移している市場環境にあっても,着実にご採用実績を拡大して参りました。
ニュータイカライトを含むけい酸カルシウム耐火被覆の施工面積は,ニュータイカライトを発売した平成14年度に比し,平成19年度には約2倍にまで拡大し,耐火被覆全体の市場でけい酸カルシウム耐火被覆板は約10%のシェアを占めるまでに至りました。

最近では,東京ミッドタウン,赤坂Bizタワー,ミッドランドスクウェア等超高層オフィスビルやプロロジスパーク等の大型物流施設などで,けい酸カルシウム耐火被覆板の品質に対し高いご評価を得てご採用を頂いております。

特に近年は,工場成形品で品質が保証されている乾式工法であること,それゆえ短工期で,粉じんが少なく環境・健康に配慮した製品であること,さらにはリサイクルができる製品であることから,品質,環境面でのご評価が高まっている傾向にあります。
なお,「K-ブリッド」は長らくご愛願いただきましたが,ニュータイカライト発売によりほぼその役割を終えました。「タイカライト」につきましては,耐火被覆材以外のカーテンウォール裏打ち耐火パネルや耐火間仕切壁などの用途でさらに一層の展開を図ってまいります。

また,ご参考までに「ニュータイカライト」の耐震性を実証した実験結果を併せてご報告します。これは,平成19年度9月に実施されたE−ディフェンスでの実大4層鋼構造建築物での振動実験で阪神淡路大震災クラスの地震動でも損傷を受けなかったことが確認され,建築学会で実験結果が公表されているものです。

当社といたしましては,アスベスト被害など健康に関する問題や耐震・耐火など建築物の安全に関する問題などへの社会的関心が高まっている近年の建築・建材業界において,これまでにも増してよりよい製品開発に取り組んで参る所存でございます。

プレスリリースの添付資料は,スペースの都合上省略いたします。

会社概要

本社

大阪市浪速区

代表者

社長 大橋健一

創業

大正3年4月8日

設立

昭和24年1月14日

売上高

約140億円(平成20年3月期)

資本金

744百万円(平成19年3月)

社員数

491人(役員,嘱託含む。平成20年4月1日)

URL

www.jic-bestork.co.jp

主な事業

けい酸カルシウム系耐火・不燃建材,保温材の製造・販売/耐火被覆工事の設計・施工, 工業用プラント保温工事の設計・施工

以上

<お知らせ>2021年3月
けい酸カルシウム耐火被覆板ニュータイカライトは,ニュータイカライトRに刷新いたしました。