鉄骨はり貫通部用 薄型熱膨張性耐火被覆材「すりーぶたすけ」新発売

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広報資料 平成24年7月23日
(当社プレスリリース資料より掲載)
日本インシュレーション株式会社(JIC)

鉄骨はり貫通部用 薄型熱膨張性耐火被覆材
「すりーぶたすけ」新発売

日本インシュレーション株式会社ではこのたび,鉄骨はり貫通部用の薄型熱膨張性耐火被覆材「すりーぶたすけ」を新発売いたしました。本商品は,鉄骨はり一般部を吹付けロックウールで耐火被覆する際の,貫通孔部専用の薄型耐火被覆材です。
熱膨張性耐火ゴムシート(加熱によって発泡し断熱)を利用した商品で,貫通孔部について,吹付けロックウールで施工する場合の被覆厚さ25㎜に対し,本商品では約1/4のわずか6㎜の被覆厚さで耐火性能を確保できます。被覆厚を薄くできる分,貫通孔部を広く取れるなどの設計利点をもたらします。耐火1時間の性能評価試験に合格し,現在大臣認定申請中です。
価格と施工仕様詳細は要問合せ。

※スリーブとは?:一般には衣服の袖を意味するが,建設工事において,配管等のために構造部や躯体を貫通する比較的小さな孔(あな)を指す。(ウィキペディアより)

図1
図1 すりーぶたすけ
【設計メリットの例】
  • すりーぶたすけを使えば,貫通部Dの径を大きくできます。(吹付けロックウール工法比で最大38mmUP)(図3参照)。
  • 配管径に合わせて,はり貫通孔の径を調整する場合は,径を小さくでき,はりの構造強度低下を抑制できます。補強プレートで構造強度を補強する場合は,補強材のサイズダウン等により,コストを低減できます。
  • 貫通部Dの径にあわせて,鉄骨はり寸法を検討するような場合は,スリーブ貫通孔部分の耐火被覆厚さを薄くでき,はりせいを小さくできます。

※本商品に使用している熱膨張性耐火ゴムシートは,当社の免震装置用耐火被覆製品で利用実績を有するものです。
※一般部の吹付けロックウールは(注)比重0.28(±0.028)g/cm3以上の条件となります。

図2
図2 すりーぶたすけ材料構成
図3
図3 メリット例

商品に関する問い合わせ先:建築営業推進部 営業開発グループ Tel:03-3553-7531 FAX:03-3553-4530

(お知らせ:2013年10月28日)事務所移転等に伴い,現在の問い合わせ先は下記となります。
 建築営業推進部 営業開発グループ Tel:03-5875-8531 FAX:03-5875-8551

(注)2012.9.3追記:本ページのリリース後,平成24年8月27日に耐火構造認定を取得いたしました。下線部につきまして,認定された内容では「密度0.28g/cm3となっております。

以上
(添付資料省略)


会社概要

本社

大阪市浪速区

代表者

社長 大橋 健一

創業

大正3年4月8日

設立

昭和24年1月14日

売上高

約96億円 (平成24年3月期)

資本金

744百万円(平成24年4月)

社員数

350人(平成24年4月1日現在)

URL

www.jic-bestork.co.jp

主な事業

けい酸カルシウム系耐火・不燃建材,保温材の製造・販売/耐火被覆工事の設計・施工,工業用プラント保温工事の設計・施工

(平成25年8月9日時点追加掲載)
平成25年8月1日付で耐火2時間認定を取得しました。 →商品ページはこちら