ダイパライト-E発売

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広報資料2018年9月11日
(当社プレスリリース資料より掲載)

日本インシュレーション株式会社(JIC)

バイオマス利用で環境にやさしい、 それなのに1000℃の加熱にも耐える
高温用無機保温材「ダイパライト-E」を発売


■バイオマスを原料+燃料に利用

「ダイパライト-E」は、マレーシアとの研究協力ODAの成果を活用して開発したけい酸カルシウム保温材です。もみ殻灰を、けい石の代替原料として利用する保温材で、河川投棄により環境汚染の原因となるもみ殻を有効利用します。しかも、製造工程(合成・乾燥)で、もみ殻を燃焼させる際に発生する熱(バイオマス・エネルギー)を利用するため、炭酸ガス排出量を大幅に削減することができます。

■環境技術として公的機関から評価

「ダイパライト-E」は、べトナム工場で製造しています。炭酸ガス排出抑制効果が地球環境保全に貢献するものと評価され、ベトナム社会主義共和国アンザン省政府によって環境配慮型事業として認定を受けています。
また、この技術は、国際連合工業開発機関(UNIDO)東京投資・技術移転促進事務所(東京事務所)の環境技術データベースに登録されています。

※「ダイパライト-E」を製造するジェイ アイ シー ベトナム有限会社は当社の完全子会社です。

■途上国の工業化に貢献

基材のけい酸カルシウムには1000℃の耐熱性を持つゾノトライトを使用していますので、発電所や石油化学プラントなどで、内部温度が高温になる機器や配管の断熱に使用され、途上国の工業化に貢献します。製品規格はJISとASTMに対応しています。

■商品ラインアップ

商品種別は、JIS・ASTMへの対応の別、通常品・表面はっ水品(CUI対策用)の別で以下のような商品をラインアップしています。

 

ASTM 規格タイプ

JIS 規格タイプ

通常製品

DAIPALITE-EA

DAIPALITE-E

はっ水処理品(注1)
(CUI対策用)

DAIPALITE-EiA

DAIPALITE-Ei

(注1)CUIとは、Corrosion Under Insulationの略で、「保温材下の腐食」と訳されます。けい酸カルシウム保温材の表面をはっ水処理した商品は、保温材への雨水等の浸入を防ぎ、様々な化学的効果によりCUI対策効果を発揮します。
(注2)日本国内の当社岐阜工場では、けい酸原料として、けい石(陶磁器等の原料)を使用するけい酸カルシウム保温材「ダイパライト」を製造しています。

以上
添付資料省略


会社概要

本社

大阪市中央区

代表者

会長 大橋 健一  社長 吉井 智彦

創業

1914年4月8日

設立

1949年1月14日

売上高

約114億円(2018年3月期)

資本金

744百万円(2018年3月)

社員数

377人(2018年4月1日現在)

URL

www.jic-bestork.co.jp

主な事業

けい酸カルシウム系耐火・不燃建材,保温材の製造・販売/耐火被覆工事の設計・施工,工業用プラント保温工事の設計・施工