プレス発表

鉄骨はり貫通部用 薄型熱膨張性耐火被覆材 「すりーぶたすけ」新発売

日本インシュレーション株式会社ではこのたび、鉄骨はり貫通部用の薄型熱膨張性耐火被覆材「すりーぶたすけ」を新発売いたしました。本商品は、鉄骨はり一般部を吹付けロックウールで耐火被覆する際の、貫通孔部専用の薄型耐火被覆材です。
熱膨張性耐火ゴムシート(加熱によって発泡し断熱)を利用した商品で、貫通孔部について、吹付けロックウールで施工する場合の被覆厚さ25㎜に対し、本商品では約1/4のわずか6㎜の被覆厚さで耐火性能を確保できます。被覆厚を薄くできる分、貫通孔部を広く取れるなどの設計利点をもたらします。耐火1時間の性能評価試験に合格し、現在大臣認定申請中です。
価格と施工仕様詳細は要問合せ。

すりーぶたすけ
図1. すりーぶたすけ

※スリーブとは?:一般には衣服の袖を意味するが、建設工事において配管等のために構造部や躯体を貫通する比較的小さな孔(あな)を指す。(ウィキペディアより)

設計メリットの例

  1. すりーぶたすけを使えば、貫通部Dの径を大きくできます。(吹付けロックウール工法比で最大38mmUP)(図3参照)。
  2. 配管径に合わせて、はり貫通孔の径を調整する場合は径を小さくでき、はりの構造強度低下を抑制できます。補強プレートで構造強度を補強する場合は、補強材のサイズダウン等により、コストを低減できます。
  3. 貫通部Dの径にあわせて鉄骨はり寸法を検討するような場合は、スリーブ貫通孔部分の耐火被覆厚さを薄くでき、はりせいを小さくできます。

※本商品に使用している熱膨張性耐火ゴムシートは、当社の免震装置用耐火被覆製品で利用実績を有するものです。
※一般部の吹付けロックウールは(注)比重0.28(±0.028)g/cm3以上の条件となります。

図2 すりーぶたすけ材料構成
図3 メリット例
商品に関する問い合わせ先

建築営業推進部 営業開発グループ
Tel:03-3553-7531 FAX:03-3553-4530

【お知らせ:2024年8月26日】事務所移転等に伴い、現在の問い合わせ先は下記となります。
建築営業開発部 営業グループ
TEL:03-4500-6765 / FAX:03-4500-6770
〒135-0016 東京都江東区東陽3丁目7番13号 ヒューリック木場ビル6F

(注)2012.9.3追記:本ページのリリース後、平成24年8月27日に耐火構造認定を取得いたしました。下線部につきまして、認定された内容では「密度0.28g/cm3」となっております。