環境格付利子補給制度を適用した融資を受けました。
中堅企業で全国初!!
日本政策投資銀行より環境格付けで利子補給制度を適用
日本インシュレーション株式会社は、平成20年12月26日付けで株式会社日本政策投資銀行より環境格付利子補給制度を適用した融資を受けました。この融資が行われたのは中堅企業では全国で当社が初となります。
当社はこの度、株式会社日本政策投資銀行より環境格付けに基づく融資を受けました。この融資は日本政策投資銀行が開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資制度です。
この制度に加え、利子補給制度では地球温暖化が世界共通の問題事項になっている現状から、日本政策投資銀行では「環境格付」の取得に加え「原単位当たりCO2排出量」を5年以内に5%以上削減すると誓約締結した企業に対し、地球温暖化対策資金に係る貸出金利を1%優遇されます。当社はこの制度を適用した融資を受けました。
当社は平成16年度に、日本政策投資銀行から環境配慮型経営促進事業の対象となり、本件は2度目の環境格付の取得となりました。
今回の評価では
- 当社主要製品であるけい酸カルシウム製品についてのライフサイクルCO2算出をはじめ、研究開発段階から製品の環境影響評価作業を広範囲に実施するようになったこと。
- 環境投資について5ヵ年計画を定める等中長期的に環境負荷低減を着実に進め、地球温暖化対策のほか環境パフォーマンスを向上させていること。
- 引き続き環境省「産業廃棄物広域認定制度」の認定を受け、けい酸カルシウム製品のリサイクルを積極的に進め、再生資源量を近年も着実に増加させていること。
等が高く評価されました。
これまでにも当社は、昭和43年に世界で初めて独自の攪拌法でゾノトライト系けい酸カルシウムの開発に成功し、以後業界内でいち早く耐火被覆材・保温材の無石綿化に取り組んできました。さらには製品のリサイクル推進や、最近では、環境省が主催する自主参加型国内排出取引制度に参加し、岐阜工場のボイラー燃料を重油から都市ガスへ切り替えるなど環境に配慮した取り組みを行いました。 当社は今後とも一層環境問題に取り組み、環境に優しい企業作りを目指していきます。