タイカジマンW180 – 耐火間仕切壁

ゾノトライト系けい酸カルシウム板 薄型耐火180分(3時間)間仕切壁

タイカジマンW180


タイカジマンW180はルートC※1設計用の耐火間仕切壁です。駐車場やリネン室などの収納可燃物の多い場所では、火災継続時間(火災時に燃え続ける時間)が大きくなってしまう傾向があります。しかし、一般的な耐火間仕切壁の耐火時間はわずか60分です。これでは火災の継続時間の方が長くなりNGです。

※1:耐火性能検証法を基本とした高度な検証法により評価し、建築物ごとに大臣認定を取得する方式です。

火災継続時間>保有耐火時間… そんな課題をタイカジマンw180が解決します!

設計への効果

こんなときに使ってください!

耐火性能検証を採用すると、可燃物の多い部屋の壁へには3時間耐火が必要になる場合があります。

こんな場所に使ってください!

火災時、加熱された壁が消火の水によって急速に冷やされると、表面がぼろぼろと崩れてしまうことがあります。しかし、タイカジマンは熱にも水にも強い壁です。金庫室や重要な書類を保管する部屋、避難用階段、非常用エレベータの昇降ロビーなど、火災時にしっかり守りたい部屋へご使用ください。

ゾノトライト系けい酸カルシウム壁の特徴

軽量で耐熱性の高いゾノトライト系けい酸カルシウム板を使用しているので、以下のような特徴があります。

(1)壁厚が薄い

最小壁厚152.5mm※と通常の耐火間仕切壁(耐火1時間)に近い厚さです。
※壁厚は間仕切壁の高さに対応する間柱(壁下地材)の寸法が変わります。これによって壁厚も変化します。

(2)軽量です

ゾノトライト系けい酸カルシウム板の比重はALCや石こうボードの約半分です。

【設計上の留意点】防火区画等の規定(令112条など)は、耐火構造の規定とは独立しております。従いまして、主要構造部の耐火性が満足されれば、「防火区画の面積を任意に設定できる」ということにはなりません。

構造概要

※図は壁材の層構成の概略を示すものです。実施工では目地部にはジョイナーや接着剤などを使用します。その他を含めて細部の仕様につきましては営業担当者にお問い合わせください。
※間柱(壁下地材)につきましては、壁の高さに応じ構造の安全性が確認できるものを選定してください。