免震装置用耐火システム「めんしんたすけ」が耐火構造認定を取得
日本インシュレーション株式会社(本社,大阪市。代表取締役社長 柿木克己)は,この度,免震装置用の耐火被覆システムについて,平成17年9月1日付けで国土交通大臣より耐火構造認定を取得しました。
地震国であるわが国において,建築物の耐震性を高めるために免震構造化が注目されています。免震構造は,免震装置によって地盤と建物の縁を切ることにより建築物への地震力の伝播を防ぐ構造で,そのうちでも,建物の中間層で免震を行う「中間層免震」は,敷地の有効利用や基礎工事のコストダウンや,既存建物の耐震改修を目的として需要が高まっています。
この中間層免震を採用する場合において,建物の免震層を駐車場などの用途として有効活用するときは,免震装置に火災安全性を確保するために,「変形追随性を有する耐火被覆」を施すことが求められます。
しかしながら,これまでは,個別の建築物ごとに国土交通大臣認定を取得するルートC耐火設計法による必要があり,設計期間が短い中規模物件などへ普及が進まない原因となっていました。
このため,最近新しい認定ルートとして認められた建築確認(ルートA)のみで採用できる免震耐火装置の耐火構造認定として,新たに耐火構造認定を平成17年9月1日付けで取得し,商品名を「めんしんたすけ」として発売したのでお知らせします。
1.取締役の異動
- 認定取得日:平成17年9月1日
- 認定番号:FP180CN-0198
- 要求性能:非損傷性耐火時間180分(令107条一号)
(添付資料省略)