柱・弾性すべり支承免震装置向け耐火被覆システム 「めんしんたすけ-S」新発売
日本インシュレーション株式会社ではこの度、柱・弾性すべり支承免震装置向け耐火システム「めんしんたすけ-S」を新発売いたしました。当社ではこれまでにも免震装置耐火被覆システムの「めんしんたすけシリーズ」を展開してきましたが、すべり支承免震装置向け耐火被覆システムは今回初めての発売となります。
なお、本商品はルートA(仕様規定)の一般大臣認定ではありませんので、ルートCの耐火性能検証法による必要があります。
日本インシュレーション株式会社では平成17年に柱・天然ゴム系積層ゴム免震装置向け耐火被覆システム「めんしんたすけ-N」を発売し、以降、免震装置耐火被覆システム「めんしんたすけシリーズ」として高減衰積層ゴム免震装置用を追加、さらに天然ゴム系積層ゴム免震装置用のパネル取付方式のバリエーションを増加させて3種類の商品を展開してまいりました。
この度は、ルートC※1設計用として柱・弾性すべり支承免震装置向けに新たに「めんしんたすけ-S」を新発売いたしました。
当社では、品質性能試験(試験機関:財団法人建材試験センター)を実施し、3時間加熱して免震装置の積層ゴム表面部の温度は150℃以下※2であった実験データを所有しております。
※1 耐火性能検証法を基本とした高度な検証法により評価し、建築物ごとに大臣認定を取得する方式です。補足して、現在のところ、すべり支承免震装置に対応するルートA(仕様規定)での大臣認定取得のための試験方法は定められていないので、すべり支承についての耐火被覆は、全てルートCによる必要があります。
※2 積層ゴム免震装置(天然ゴム系積層ゴム及び高減衰ゴム系積層ゴム)については、積層ゴムの性能担保温度は150℃であり、耐火試験時に免震装置の積層ゴム表面温度が150℃以下であることが耐火性能の判断基準とされています。

小変形時には通常の免震装置と同様に免震ゴムが動き、地震の揺れを建物に伝えないようにする。小変形時にはすべり板は動かない。すべり支承では上下どちらかにすべり板を取り付けるため、取付側が幅が大きくなる。上の柱幅が大きくなる場合は火災時にゴムに損傷が及ぶ恐れがあるため、下部の耐火被覆材は100mm以上と厚い物を施工している。

小変形に耐えられなくなると、すべり板がゴムの上をすべり、より大きな揺れにも耐えられるようになる。
商品問い合わせ先:建築営業推進部 営業開発グループ Tel:03-3553-7531 FAX:03-3553-4530
【お知らせ:2024年8月26日】事務所移転等に伴い、現在の問い合わせ先は下記となります。
建築営業開発部 営業グループ TEL:03-4500-6765 / FAX:03-4500-6770
【お知らせ:2014年7月】
「めんしんたすけ-S」は2014年6月よりルートA(仕様規定)向け商品として刷新しました。詳しくはこちら。