もみ殻を原料にした高温断熱材『DAIPALITE-E 1100』を開発
日本インシュレーション株式会社は、けい酸カルシウムを主成分とし、従来製品よりも高温域に対応した『DAIPALITE-E 1100』を開発し、2025年1月より100％子会社であるジェイ アイ シー ベトナム有限会社（以下JICV）で製造を開始する予定です。
炉のバックアップ材として1000℃以上の熱に耐える断熱材市場にお応えするべく、今回の開発に至りました。主に世界の炉のバックアップ材市場に向けて提供予定です。
■特徴■
1.バイオマスを利用した製品
JICVではボイラーの燃料にもみ殻を使用しており、CO2排出量削減に貢献しています。またその残渣であるもみ殻灰を主原料としているため、廃棄物が少なく環境に優しい無機材料です。アスベストフリーのため安心してご使用いただけます。
2.高温での耐熱性があり、熱伝導率が低い
優れた耐熱性により、連続使用に耐えることができます。そのため各種レンガやキャスタブルのバックアップ材として最適な製品です。特に高温域において、低い熱伝導率を実現しており、炉をスリムに設計することができます。
3.軽量で強度が高い
見かけ密度が200kg/㎥と軽量でありながら、高い強度があります。ハンドリング性に優れているため、施工時の負担を軽減できます。
■標準性能■
| 項目 | 単位 | DAIPALITE-E 1100 | |
| 代表値 | |||
| 密度 | kg/㎥ | 200 | |
| 曲げ強さ | N/㎡ | 100 | |
| 圧縮強さ | N/㎡ | 120 | |
| 加熱線収縮率 | 1000℃-3h | N/㎡ | 0.3% |
| 1050℃-12h | N/㎡ | 0.7% | |
| 熱伝導率 (ASTM C 182) | 200℃ | W/(m・K) | 0.08 |
| 400℃ | W/(m・K) | 0.10 | |
| 600℃ | W/(m・K) | 0.12 | |
| 800℃ | W/(m・K) | 0.14 | |
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