HOMEゾノトライトとは火災温度と耐火性能試験について

けい酸カルシウム製品とJIS規格について

ISO834にて定められている標準火災温度(標準的に,火災発生から時間経過と共に発生する温度)があります。この温度条件を下図に示します。

標準火災温度条件
標準火災温度において,代表される経過時間における温度は,例として
  • 1時間値は945℃
  • 2時間値は1049℃
  • 3時間値は1110℃

となります。

この標準火災温度曲線による温度条件を基準として,建築基準法に基づく耐火性能試験(加熱試験)などが行われます。これに対して,各種の耐火材料は,必ずしも1000℃などの高い耐熱性が必要ではありませんが,耐熱性が高い方が耐火性を確保しやすいことは明らかなのです。