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建物は、建物自体の重さや収容する物や人の重さを床、梁、柱(構造部材)で支えています。建物は、構造部材の材質によって、木造、コンクリート造、鉄骨造等に分類されます。 鉄は引っ張る力に強いので、高層ビルや大型物流施設など、大きな空間が必要な建物で多く適用されます。

熱に弱い鉄骨のはり・柱、免震装置など、建物の構造部材を被覆して、火災時に、構造部材を火災や熱から護り、建物の倒壊を抑制することで、人命や財産を護る役割を担うのが耐火被覆材です。

建築基準法に基づく耐火構造認定を取得した製品 のみ使うことができます。

鉄は大きな強度がありますが、400℃を超えると大きく強度が低下します。最盛期で1000℃を超える火災に遭うと、鉄骨造の建物は倒壊してしまいます。
(図はイメージです)

■けい酸カルシウム耐火被覆材のココがすごい!

(他の耐火被覆材との比較)

・ 乾式工法で工期短縮に貢献!
・ 工場成型品で品質が安定!
・ 仕上げ兼用で柱を細くできる!(=有効床面積を大きく取れる)
・ ボードなので見栄えが良い!

■免震装置を耐火して、免震建物を火災から守ります


免震装置は、ゴムや金属でできており、火災には弱い弱点があります。

JICでは、免震装置を耐火パネルで被覆する工法で耐火構造認定を取得しています。

■はりを設備配管が貫通する部分を耐火する

天井裏の設備配管は、スペースを有効活用するために、構造部材のはりに穴をあけて設置することが多くあります。こうした、はりの穴は火災から建物を守る耐火被覆の盲点です。

■通信ケーブルが防火壁を貫通する部分を耐火する

ケーブル火災は、万一火災が発生するとケーブルに沿って燃え広がり、ケーブル延焼防止措置が不十分な場合は、縦横に火災が拡大することになります。

ケーブル火災を防止するために、建築物の防火壁や床をケーブルが貫通するときは、法律に基づく防火措置が必要です。


■煙突の内側を断熱する(煙突ライニング)

・ボイラー、冷温水発生機用煙突
・非常用発電機用煙突
・コージェネレーションシステム用煙突
・地域冷暖房システム用煙突

非常用発電などのボイラー排煙用煙突の内側を断熱して、建物を熱やガスから守ります。

■樹脂を混合して加工性を高める

けい酸カルシウム材に樹脂を混合して、加工性を増強した材料を、いろいろな用途に展開してい ます。きれいに精度よく加工でき、かつ耐熱性の高い材料です。


不燃内装建材施工例
(展示施設)

CFRP用型材
(レーシングカー部品の例)

学校教材、版画材料

サイン材料

■粉砕して吸油性のある粉体として

けい酸カルシウム材の吸水吸油性を活かして、化粧品原料、洗剤原料、塗料原料など、さまざまな分野に使用されています。

■調湿材を混合して調湿効果を高める

けい酸カルシウム材に調湿性のある副原料を混合して、調湿性を増強しました。
文化財の収蔵庫や展示ケースなどに使用されています。

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