見え隠れ専用耐火被覆板 「ニュータイカライト かくれんぼ」新発売

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(広報資料) 平成18年3月13日
(プレスリリース資料より掲載)

報道各位

日本インシュレーション株式会社(JIC)

見え隠れ専用に意匠性を省き大幅なコストダウンを図ったけい酸カルシウム耐火被覆板

-ニュータイカライトかくれんぼ-

日本インシュレーション株式会社(本社,大阪市。代表取締役社長 柿木克己)は,この度,天井裏などの見え隠れ部分の耐火被覆線用に低コストタイプの新商品を発売開始しました。
けい酸カルシウム耐火被覆板は,昭和43年(1978年)の発売以来,工場製品の安定した品質を提供できる耐火被覆材として高く評価されています。
特に当社が平成14年(2002年)に発売した「ニュータイカライト」は,耐火1時間厚さ15mmの超薄物化に成功。品質管理が難しい現場調合施工の吹き付け耐火被覆材に代わる次世代の耐火被覆材として急速に普及しています。
特に姉歯元建築士の構造計算書偽造問題に端を発し,日本建築学会など主要な建築関連団体から建築物の品質管理に対する問題提起がなされている昨今,建築物の構造を火災から守る耐火被覆材の品質管理にも注目が集まっています。
しかし,耐火性能に優れ品質管理が容易なけい酸カルシウム耐火被覆板も,従来の吹付け材と比べると材料単価では高価であるため,仕上げ材を兼ねる柱の耐火被覆や表し(見え掛かり)で使用される倉庫・工場,駐車場などの梁の耐火被覆に使用されることが多く,天井裏など見え隠れ部では相対的に少なかったのが実状です。
そこで,当社では,天井裏など見え隠れ部分専用の耐火被覆材として,表面処理など仕上げ材としての意匠性を徹底的に省いて大幅な低コスト化を図った「ニュータイカライトかくれんぼ」を新発売することといたしましたのでお知らせします。

  • 大幅なコストダウンを実現:はり耐火1時間 2880円/㎡・材工(耐火1時間 15mm)
    (従来の旧通則認定品 4600円/㎡・材工 耐火1時間25mm)
  • 仕上げ材とする場合に要求される意匠性(表面の平滑度や小口の直角度など)を工場製造工程から省いた仕様としました。また,施工工程でも,これまで行っていた目地処理など耐火性能に関係ない工程を省略しています。また,けい酸カルシウム耐火被覆板では防錆塗装が不要で,「ニュータイカライトかくれんぼ」は,防錆塗装なしの鉄骨下地への施工を前提としています。これにより,耐火被覆材のコスト以外に防錆塗装のコストを低減することができます。

(添付資料省略)

以上

<お知らせ> 2021年3月
「ニュータイカライトかくれんぼ」は,ニュータイカライトシリーズのラインナップ整備により,取り扱いを終了いたしました。けい酸カルシウム耐火被覆板ニュータイカライトはニュータイカライトRに刷新いたしました。